最近“品格”という言葉がよく取り沙汰されていますね。
元横綱の朝青龍しかり、スノーボードの国母和宏選手しかり…。
朝青龍も、国技である相撲、その頂点である横綱じゃなくて太ったモンゴル人だったら
仮病でサッカーしても、酔っ払って人を恫喝しても
そんなに大問題にはならないですよね。

国母和宏選手もスポーツの祭典であるオリンピックに出場する
日本代表の選手ではなく、コンビニで働く21の小僧だったら、
服装の乱れを注意されてお客さんに「反省してま～す」と答えても
そんなに大問題には発展しないはずですｗ

つまり品格と言うのはその立場での立ち振る舞いであると思います。
ただ最近は不祥事の際に“品格を問う”など悪い意味で使われて素晴らしい人に
“品格のある人だ”と使われないのが残念ですよね。

どんな人間でも組織に所属しています。
(俺は誰にも縛られねー！って言う人も“日本国”という組織に準ずるはずですｗ)
品格という言葉は主に組織の品格(○○の品格)という使い方をされます。
組織において明文化されていない(大多数の考える)ルールを破ると品格がないと批判される訳です。

マナーやモラルには決まりがありますが、品格には決まりがありません。
“言わなくても判るだろ”的な部分ですよね。

人間は不思議なもので場所が変わると自分が本来持っているマナーや人間性が変わる人がいます。
例えばソープで終わった後に「お前も気持ち良かったんだから半分で良いだろ？」
などとサービス料を出し渋る人の話をよく聞きます。
この人は女性同伴でレストランに食事に行き会計の際に
「お前らも作りたくて作ってんだから半分にしろよ」と言うでしょうか？

あるナンバークラスの方ですが、常に(接客の合間に会っても)綺麗な服装に化粧もきちんとし、
出勤する時でもブランド物のスーツに高級なバッグで登場する素敵な人がいました。
　「いつもそんな身奇麗にしてるんですか？」と尋ねると
　「高級クラブで高いお酒を飲むのと同じ金額を頂くのよ。
お客様は私に触れるだけのために高いお金を払っていただくの。
だから失礼のない服装、身体で接するだけ。
高いお金を払ってる相手がスッピンにサングラスかけて
汚い普段着でコンビニの弁当買って出勤してたら幻滅するでしょ？
それで脱いだらブヨブヨの腹して高いお金頂ける？
私は自分の仕事にプライドを持っているから、誰にも恥じたくないの。」
と言っていました。
常に自分が何者で、立ち振る舞いで判断される立場なのだ。と言う事を頭に行動していれば
品格や粋という物が身に付くんでしょうね。

遊ぶ側も働く側も「ソープランドの品格」を持って行動したいですね。
かく言う私も歩いていると「ガラが悪い」だの「借金取り」だの言われますので
媒体の品格を持って行動しようと思いましたｗ